MARUの思い出

介護職の導入講習 ≈入浴編・脱衣所や浴室の確認、浴槽内に入る際の注意点について≈

■ 浴槽内に入る時の注意点について

利用者がご自身で浴槽内に入る際は、足を滑らせないように手すりや浴槽の縁を掴んでもらい、バランスを崩さないように注意します。

機械浴(※)でストレッチャーやチェアに移乗して入浴する際は、転倒を避けるよう安全ベルト等を用いて体を支えます。利用者の体の位置を確認し、手が挟まれる等の事故にも気をつけます。身体機能が低下してバランスを取るのが困難な方は、浴槽内で姿勢を保てず誤飲や溺れるリスクがあるため、水を貯めないシャワー入浴機器で入浴するとリスクの低減ができます。

 

※機械浴(きかいよく)とは、座位の保持ができない方、寝たきりの方、入浴の動作ができない方などが、寝た姿勢や座った姿勢のまま入浴でき

 る機能がある浴槽です。ストレッチャーから担架をスライドさせて、そのまま入浴できるものや、リフトを使って入浴できるもの、専用の椅

 子に座ったまま入浴できるものなどいくつかの種類があります。