加齢や身体の機能などが原因で、自分一人ではうまく着替えることが難しい利用者の着替えを手伝うことが更衣介助です。 衣服を着替えるという行為にはたくさんのメリットがあり、更衣介助はとても大切な作業です。衣服を着替えることにより皮膚 を清潔な状態に保つことができるため、褥瘡(※①)をはじめとする病気を予防することができます。また、朝の起床時に寝間 着から着替えることで日常にリズムが生まれるので、単調になりがちな生活にメリハリを与えたり、リフレッシュさせたりする 効果も得られます。着替えの手助けは、利用者の生活の質を向上させるためにも大きな意味を持つ介助です。 更衣介助の手順や注意点、プライバシーの配慮と皮膚の状態を確認するタイミングなどを含め、自信を持って利用者の着替 えの介助をスムーズに行えるように講習を行っております。
※① 褥瘡(じょくそう)とは寝たきりなどによって、体重で圧迫されている場所の血流が悪くなり滞ることで、皮膚の一部が 赤い色味をおびたり、ただれたり、傷ができてしまうことです。