MARUの思い出

介護職の導入講習 ≈入浴編・入浴前の準備と注意すべきポイントについて≈

入浴前の注意点として、空腹時や食事の直後の入浴は避けます。空腹時の入浴は、水分不足や血糖値の低下を引き起こし、めまいや貧血などにつながる恐れがあります。また、食後すぐの入浴は消化不良の原因となる場合があります。併せて、ヒートショック対策も必要です。急な温度の変化で血圧が大きく変動し、ショック症状を起こすことから、入浴前に浴室や脱衣所を温めておくことが大切です。特に冬場はヒートショックを起こしやすいので、脱衣所への小さめの暖房器具の設置や、浴室暖房の活用などで対策をします。

また、体調が悪くないかを事前にチェックします。体調が悪いまま入浴すると、さらに体調が悪化してしまいます。血圧が高すぎないか、発熱はしていないか、脈拍や呼吸、表情に変化はないかなど確認してから入浴を促すようにします。