滋賀県のD社で実習をしているMARUの卒業生たちが、同県にあるR高校の国際協力授業に招待されました。MARUは監理団体様からお声がけいただき、授業見学をさせていただきました。同校では、新型コロナウイルス感染症をきっかけに、「国内でできる国際協力」を考える一環として「日本にいる外国人に日本語を教える」授業を設けられているそうです。生徒たちは事前に、実習生たちが学んでいる日本語の動詞の活用ルールや指導のコツなどを学び、「してください」「しています」など「~て」を使う表現を教えるために授業準備をしていました。当日実習生たちは一人ずつグループに招かれて、生徒たちによる日本語授業が始まりました。どのグループもゲームを用意し、ゲーム説明の中で「座ってください」「指をあげてください」など動きとともに「~てください」を教えていました。後半は教師による浴衣の着付け体験で、生徒と実習生がペアになり「帯を持ってください」などの指示を聞いて着付けを進めていました。
初めて実習生と接した生徒たちは、実習生に日本語が通じたことを喜び、実習生が漢字が書けることに驚き、年齢も近い実習生との交流を楽しんでいました。日本には様々な目的・理由で多くの外国人がいますが、この授業を通して高校生に実習生のことを知ってもらえたことはとても意味があるあると思います。また実習生も会社の方以外の日本人と接することができ、双方にとって大変貴重な時間になったのではないでしょうか。今後もこの授業はぜひ続けていただきたいですし、他の地域や学校でも実習生のことを知ってもらえる機会が増えるといいなと思います。