MARUの思い出

介護の導入 ~排泄介助~

排泄を手伝ってもらことは、誰でも抵抗があり、恥ずかしさや情けなさなどを感じていることを察してあげることが重要です。

介助の際は、視線・声掛けには十分注意することが大切です。

自力でできることは見守るようにして、任せることも大切です。トイレまでの移動や立ち座り、ズボンの上げ下ろしなど可能な限り自分でやってもらうことで生活機能の低下を防ぐことができます。

まずは全員、自らがおむつをつけてみることから始めました。最初はお互いの姿を見て照れくさそうに笑っていましたが、講師から「利用者さんは、自分がおむつをつけているのを恥ずかしいと思っているということを常に念頭に置き、気遣いを忘れてはいけない」といった話を聞き、急に真顔になりました。実際におむつ交換を始める際には、「おむつを交換しましょう」などの直接的な表現は使わず、「『下着』、(または、『おしも』)替えますね」や、言葉には出さず、おむつの辺りに手をやり、「こちら、取り替えますね」などと言ったりすることを教えてもらうと、大きくうなずいていました。