外国人技能実習生の入国後講習の近況を記した『MARU通信22号(1月号)』を発行いたしました。
政府は中国や韓国、ベトナム、ミャンマーなど11カ国・地域のビジネス関係者らの入国について例外的に認めていたコロナウイルスの水際対策の入国制限措置を1月14日から、緊急事態宣言解除予定の2月7日まで停止しました。技能実習生の受入れ業務の関係者は一時対応に追われました。
コロナ感染症はさらに全国で拡大を続け、11都府県で緊急事態宣言が発令中となっています。感染者や重症者の数は、作戦4月の宣言時よりも大きく上回っています。入院先や宿泊医療先が見つからない人が東京都で7千人を上回るなど、大都市部を中心に医療崩壊が始まっております。最近では国内でも英国で発生した新型コロナウイルスの変異種による市中感染が発生したとの報道を受け、日常の感染防止対策をますます確実に進めていく必要があることを肝に銘じているところです。
待望としている新型コロナウイルスのワクチン接種は、2月下旬から医療従事者を皮切りに、高齢者や基礎疾患がある人への優先接収に続いて、一般の人への接種開始を5月頃と想定していることが報道されています。ただし、欧米では先行接種の実態目標の計画よりも接種が大きく遅れております。その原因としては製造・超低温物流の煩雑さや、医療現場の人手不足などが挙げられており、日本では問題が発生しないように接種後の副反応対処法も含めて精緻な事前対策を講じて万全な体制整備をしていただきたいものです。
2021年のMARU通信の新年号から当施設での技能実習生の入国後講習を通じて日常の生活ぶりを詳細にお伝えするために、紙面を拡大して発行することになりました。今後とも希望に満ちた明るい内容で、皆さまにもお役に立つ内容づくりに取り組んでいく所存でありますので、是非ご愛読いただけますと幸甚に存じます。
現在は新型コロナウイルス感染防止のために、実習生は入国後には法規制に基づいた2週間の完全な個別の隔離生活を送っています。そのため期間中はオンラインによる日本語講習を受講せざるを得ない状況です。当月のMARU通信ではネットワークを通じて、講師と毎日勉強していくのはお互いに苦労するところがありますが、隔離後の通常の対面授業では気心が一気に理解しあえて、いっそう親近感が増してくることなどをご紹介します。特に習得すべき課題がたくさんある介護実習では、実際の仕事で役立つ内容を繰り返し体験実習し、実習生が確実に自分で体得できていましたので、たいへん実りのあるものになったと講師陣も喜んでおります。
当施設は外国人技能実習生の入国後講習施設として活動しておりますので、既に数多くの実習生が多方面に渡る産業分野で活躍しております。今後も多国に渡り、多くの実習生に生活習慣、学習する習慣、感謝する習慣が身につく入国後講習を行っていきます。また、この『MARU通信』を通じ実習生の日々の出来事や取り組み・活動などご案内させていただきます。介護実習生の講習を行っておりますので、施設の見学などお気軽にお問合せください。
今後ともMARU Internationalをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。