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『MARU通信 30号(9月号)』を発行しました

外国人技能実習生の入国後講習の近況を記した『MARU通信30号(9月号)』を発行いたしました。

 

9月になり例年どおりの秋雨シーズンや、本格的な台風襲来に向けて日頃からハザードマップや非常待ち出し袋の確認など、備えが重要となっています。9月21日は8年ぶりに「満月」と「中秋の名月」が重なった日で、空気が乾燥し、空が澄んでいる季節なので、天気に恵まれた地域では多くの方が夜空に輝く満月を楽しめられたことと思います。

 

6月~7月にかけて新型コロナウイルスは従来株の約2倍の感染力を持つデルタ株に置き換わり、新規感染者数が一時は、全国で1日2万5千人を超えていましたが、ようやく新型コロナウイルスの感染者数が減り始め、最近では2千人台に低下しました。東京都では1日の感染者が1ヶ月近く連続で前週の同じ曜日を下回り、約2ヶ月半ぶりに500人を下回りました。

新型コロナウイルス感染症対策として政府が発出した「緊急事態宣言」は昨年4月以降、今年1月と4月に続き、7月12日に4回目の宣言が発出されていますが、19都道府県に対しては9月30日まで延長となりました。「まん延防止等重点措置」は宣言が解除された2県を加えた計8県で、同じく9月30日まで延長されて現在に至っております。

 

昨年9月の発足当初は菅義偉首相の支持率は高かったのですが、感染状況に連動して下降し、東京オリンピック・パラリンピックの終了直前に突然、退陣表明をしました。その時点の支持率はパラリンピック終了後には約30%に落ち込み、自民党が政権を取り戻した2012年以降で最低となりました。偶然のことだとは思いますが、日本でオリンピックが開催された年は必ず首相が退陣するジンクスにあてはまることになってしまいました。新型コロナウイルス対応とともに、オリンピック開催の是非が批判された今大会は、過去の3回とは異なる部分もありますが、首相だった4人とも退陣するというジンクスにあてはまってしまいました。

最近のメディアでは新型コロナウイルス感染の脅威が高まっているなか、自民党の総裁選に関する報道が賑やかになっています。最終的には4人の候補者が立候補して、9月27日の総裁選開票までに公開討論会などを通じてポストコロナを見据えた日本の国家像や、経済回復に向けた方策、外交や安全保障など、様々な政策論戦が繰り広げられております。新しい総裁が選出された後に首相を指名する臨時国会が召集される見通しですが、衆議院選挙は色々なケースがあることが日程の予想をさらに難しくしています。いずれにしましても、今月と来月は日本の将来が大きく変わる重要な政治日程が目白押しとなっておりますので、引き続き注目していきたいと思います。

 

日本国内では若年層を中心にワクチン接種を希望している人が多いですが、政府は希望する全ての対象者には10月~11月にかけて終了することを目指しています。2回のワクチン接種を完了して割合が既に53%を超えていますが、一部に新型コロナウイルスを発症したブレイクスルー感染が報告されています。一方、デルタ株に代わる感染力が強く新しい変異株が出現してくることが予測され、いつ収束するが見通しが掴めない局面を迎えています。なるべく早く社会活動を再開できることを期待して、若年層にも積極的にワクチン接種をしてもらうことで、社会全体が集団で感染対策できることを願っております。

 

今月のMARU通信では、新型コロナウイルス感染防止対策として、MARUの施設で講じている取り組みをご紹介しました。当施設に入校してくる技能実習生は、日本での生活が初めてとなり、何も予備知識がない外国人であることを前提にして、入国直後のオリエンテーションの一環で、感染防止対策を説明しております。

世界的大流行(パンデミック)は、私たちの時代におけるグルーバルな医療危機です。一昨年末にアジアで発生以来、新型コロナウイルスは南極大陸を除く全ての大陸に瞬く間に広がりました。この新型コロナウイルス感染のために、いつ元の日常生活に戻れるか全く分からない状況の中、感染防止対策がいかに重要で、一人ひとりがきちんと守らなければならないことを技能実習生にも、きちんと理解してもらいます。具体的な感染予防として身体的距離の確保、マスクの着用、手洗い消毒、喉エチケット、常時の換気励行、毎朝夕の検温、健康状態の確認、万が一発熱等の症状が発生した場合の処置について指導を徹底しています。技能実習生が当施設で生活する中で、徹底した感染防止行動について正しい知識を持って実践していくことにより実習先でもきちんと安心・安全に行動できると思います。

 

また、監理団体向けに随時受け付けております、オンライン見学ツアーでは当施設の感染防止対策もご紹介しておりますので、お申込みいただきますようお願い申し上げます。

 

当施設は外国人技能実習生の入国後講習施設として活動しておりますので、既に数多くの実習生が多方面に渡る産業分野で活躍しております。今後も多国に渡り、多くの実習生に生活習慣、学習する習慣、感謝する習慣が身につく入国後講習を行っていきます。また、『MARU通信』を通じ実習生の日々の出来事や取り組み・活動などご案内させていただきます。介護実習生の講習を行っておりますので、施設の見学などお気軽にお問合せください。

 

今後ともMARU Internationalをご愛顧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。